イエシルによる価格情報
イエシルは各個別マンション、部屋ごとにその物件価格情報をストックしたデータベースを提供しています。
情報はウェブクロールにより収集したものに基づいているため、精度としては疑問ではありますが、まずは膨大なマンション物件をデータベース化した、というだけで価値があると感じます。Home'sプライスマップよりも見やすいですし。
ビジネスとしては、サイトにアクセスを集めてそこから不動産会社へつなぐモデルで、これまでの不動産サイトと同様です。
マンションはこうしたデータベースがありますが、これをオフィスや商業施設にも展開するサイトが出てきて欲しいところです。
アメリカにはCoStarという不動産データベース会社があり、そこに全物件の情報(面積、テナント、賃料、売買価格等)が分かる範囲で入っています。CoStarは、データベースのアカウントをデベロッパー・投資家等に売って利益をあげます。デベロッパー・投資家はこのデータベースを使って、あるエリアの需給状況等を自由に分析できます。
タイムマシン経営で、誰か作ってくれないかなと期待しています。
結局最近の日本のフィンテックも、アメリカ発のサービスのタイムマシン経営(例えば、マネーフォワードも、Mintの日本版)ですし。