2015年8月7日

アメリカで盛り上がる農地への投資


先日のWSJに、米国教職員年金運用TIAA-CREFの農地投資ファンドが30億ドルもの資金を調達したとの記事があり、じわじわとアメリカで農地への投資が盛り上がってきているようです。オフィスや商業施設、住宅等と比べるとまだまだニッチなマーケットですが、上場している農地REITもFarmland Partners Inc.とGladstone Land Corp.の2つあります(2つとも2013年上場)。同じWSJの記事では、American Farmland Co.が3つ目の農地リートIPOの動きが進んでいると報じられています。

Farmland PartnersやGladstone Landは、農家から農地を買い取り、その農家に土地をリースして賃料収入を得る(セール&リースバック)のが基本ビジネスモデルです。農地の賃料は年1回か2回にまとめて前払いされるのが特徴的です。

エリアや作物の種類等で戦略が異なり、Farmland Partnersはとうもろこしや小麦の農地を地理的に分散して投資し、Gladstone Landはストロベリーやレタス、トマト等の農地で、カリフォルニアやフロリダに集中しています。上場以来、コモディティの価格下落のためか、株価が低調のようですが、将来性はありそうです。

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