2015年8月8日

米国REITに投資するならどのセクター?


日本からアメリカのリートに投資する場合は、インデックスファンドやETFを買う場合が多いとは思いますが、個別銘柄や個別セクターを狙うとすれば、どれがいいのでしょうか。参考として過去のリターンを見てみましょう。NAREIT(全米REIT協会)が、過去のREITのリターンのデータを公開しています。1994年〜2014年までの年間リターンデータをもとに、セクター別の年平均リターンとリスク(リターンの標準偏差)、リターン÷リスクを示したのが下表。


リターン÷リスクが大きい方が、リスクと比べてリターンが大きい、優れた投資実績となります。過去20年間で最も優れたパフォーマンスを示したのは、Self Storage(セルフストレージ、トランクルーム)です。Public Storage、CubeSmart、Extra Space Storage等の銘柄。リーマン・ショックの2008年でもプラスのリターンでした。2番目はヘルスケア。銘柄としては、HCP、Health Care REIT、Ventas等があります。両方とも、オフィス等と比べると少し特殊なタイプなので、そのセクターが発展していく流れに乗れば優れたパフォーマンスとなりそうです。

一方で、この20年間で最も低いパフォーマンスだったのはホテルセクター。オフィス、商業、インダストリアル、住宅といった伝統的なセクターのなかでは、Apartments(賃貸住宅)が最も優れたパフォーマンスであったことが分かります。

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...

最新記事