長期的なGDP成長率トップは?
2016年だけでなく、長期的にみた場合でも、新興国が投資において重要になると思われます。アメリカの例が当てはまるかどうかは分かりませんが、Multi-Asset Investingでも書かれている通り、GDP成長率は株価のパフォーマンスにとって重要です。
PwCが2050年までの長期的なGDP実質成長率予想を出しており、トップはナイジェリア(年平均5.4%)、以下ベトナム(5.3%)、バングラデシュ(5.1%)、インド(4.9%)、フィリピン(4.5%)と続きます。
中国は3.4%と、成長の鈍化が予想されています。ただ漠然と新興国全体インデックスに投資しているだけでは、中国へのエクスポージャーが大きくなってしまいます。
また、この分析ではGDP成長率を、人口増加と、一人あたりGDPの伸び、に分けられているのも面白い点。ナイジェリアは人口増が大きなドライバーですが、ベトナムは一人あたりGDPの伸びが殆どを占めています。
積立で投資できる国は?
筆者は楽天証券で積み立てていますが、成長率上位の国で、日本の投資信託で買付手数料なしで積立投資できるのはベトナム、インド、フィリピンでしょうか。ベトナム・ASEAN・バランスファンド(T&Dアセットマネジメント)、フィリピン株ファンド(キャピタル アセットマネジメント)、SBIインド&ベトナム株ファンド等があります。
通貨もチェックしましょう。意外とペソは円に対して強くなってきています。ドン、ルピーは対円で安くなってきていますが、暴落というほどではありません。
source: xe.com |