2015年12月28日

長期で新興国に投資するならどこか?

Market Hackでも、2016年は新興国に強気、とありました。

長期的なGDP成長率トップは?


2016年だけでなく、長期的にみた場合でも、新興国が投資において重要になると思われます。アメリカの例が当てはまるかどうかは分かりませんが、Multi-Asset Investingでも書かれている通り、GDP成長率は株価のパフォーマンスにとって重要です。

PwCが2050年までの長期的なGDP実質成長率予想を出しており、トップはナイジェリア(年平均5.4%)、以下ベトナム(5.3%)、バングラデシュ(5.1%)、インド(4.9%)、フィリピン(4.5%)と続きます。



中国は3.4%と、成長の鈍化が予想されています。ただ漠然と新興国全体インデックスに投資しているだけでは、中国へのエクスポージャーが大きくなってしまいます。

また、この分析ではGDP成長率を、人口増加と、一人あたりGDPの伸び、に分けられているのも面白い点。ナイジェリアは人口増が大きなドライバーですが、ベトナムは一人あたりGDPの伸びが殆どを占めています。

積立で投資できる国は?


筆者は楽天証券で積み立てていますが、成長率上位の国で、日本の投資信託で買付手数料なしで積立投資できるのはベトナム、インド、フィリピンでしょうか。ベトナム・ASEAN・バランスファンド(T&Dアセットマネジメント)、フィリピン株ファンド(キャピタル アセットマネジメント)、SBIインド&ベトナム株ファンド等があります。

通貨もチェックしましょう。意外とペソは円に対して強くなってきています。ドン、ルピーは対円で安くなってきていますが、暴落というほどではありません。

source: xe.com




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