簡単に手っ取り早く調べるには、米国会社四季報ですね。
さらに詳しく（そして無料で）調べるには、財務情報を調べる時に参照する10-K（年次報告書）や10-Q（四半期報告書）と同様にSECへの届出書類であるDEF 14Aから、大株主の状況は調べることができます。DEF 14AとはProxy Statement（株主総会招集通知）の書類コードです。
これらのSEC提出書類は、EDGARから検索することができます。例えば、EDGARでGoogleの提出書類を検索すると以下のように色々な書類が出てきますが、左端の欄がDEF 14Aのものが、Proxy Statementです。
または、企業の自社IRページに「SEC Filings」としてまとめられている場合も多いので、そちらから調べることもできます。例えば、GoogleのSEC Filingsページはこちら。
DEF 14Aの中頃にある「COMMON STOCK OWNERSHIP OF CERTAIN BENEFICIAL OWNERS AND MANAGEMENT」の項に、5%超を所有する株主や、経営層による所有株数が記載されています。AppleのDEF 14Aでは、「SECURITY OWNERSHIP OF CERTAIN BENEFICIAL OWNERS AND MANAGEMENT」という項になっているので、項目名は企業によって若干異なることもあるようです。ここでの持分は、Beneficial ownership（実質的所有権）なので、直接・間接に所有する持分が含まれています。Googleの場合は以下のような表が載っていて、創業者２名が過半数の議決権を持っていることが分かります。
