2016年2月14日

なぜマイナス金利の国債を買うのか?

日本の10年物国債もマイナス金利になりました。

マイナス金利でもリターンを得られる




ヨーロッパでは以前よりマイナス金利になっていますし、そうしたなかで、なぜ国債の買い手がつくのでしょうか。

中央銀行等は金利と関係なく国債を持たざるを得ない、現金としての保管コストを払うよりはマシ、株などで大幅マイナスになるよりはマシ、等がありますが、基本的にはマイナス金利でも儲けられる、という点が大きいと思います。

金利がさらにマイナス


今後、国債が更に値上がり(金利がさらにマイナスに)すると予想されれば、国債に投資することによってリターンを得ることができます。

為替の動きでプラス


例えば日本国債に投資する場合、円建てでの金利はマイナスでも、それを上回る分円高が進んだ場合、外貨ベースの投資家にとってはリターンが得られます。

実質リターンがプラス


表面上の金利がマイナスであっても、今後デフレが想定される場合は、実質の金利はプラスになるので、購買力ベースではプラスのリターンが得られます。ただ、この場合は当然、現金化しておけるのであれば、わざわざマイナス金利の国債にしておくことは不利です。

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