2016年12月16日

利上げ環境下での株価

先日マネックス証券で、FOMCを受けた広瀬隆雄氏のセミナーがありました。

10年国債利回りと株価の関係


そこでも主な主張は、米国株はこれから落ちる。利上げ環境下では、国債等との競争関係が激しくなり、株にとっては厳しい環境。というものだったと思います。

FREDにて、S&P500と10年トレジャリーボンド利回りを見ると以下の通り。これを見ると、国債利回りが上昇した2009年頭頃、2010年末頃、2013年半ばごろ、どこも株価が苦しんだ様子はありません。



それらの時期はボンドイールドは上がっているとは言え、ベースとなる政策金利は一貫して低いので、より長期に、フェデラルファンズ・レートと、株価の過去の関係を見てみましょう。下は1970年以降のフェデラルファンズ・レートと、 S&P500の推移を見たものです。

ここから利上げと株価の関係を見ると、1970年代の利上げの時期、90年代前半の利上げの時は株価が抑えられているように見えますが、大きく下落したようにも見えません。90年代後半、2005年ごろの利上げの時は、その後に急落曲面が訪れています。

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