2012年6月11日

何がパリをパリらしくしているのか?

カーネギーメロン大学とINRIA(フランス国立情報学自動制御研究所)による面白い研究結果が報じられていました。
Software knows what makes Paris look like Paris



















「What Makes Paris Look like Paris?」と題した、何がパリをパリらしくしているのか?を探る研究で、ソフトを使って世界12都市(パリ、ロンドン、プラハ、バルセロナ、ミラノ、ニューヨーク、ボストン、フィラデルフィア、サンフランシスコ、サンパウロ、メキシコシティ、東京)のグーグルストリートビューの画像を解析し、パリだけによく見られ、他都市では見られない要素は何かを調べられたもの。

道路舗装はどの都市でも見られるし、エッフェル塔はパリでも1つしかないので、それらがパリらしさを作るのではありません。結果、下図右のような、柵付の窓、バルコニー、街灯等がパリ独特のものと指摘されています。























長い階段や出窓がサンフランシスコを特徴づけ、ロンドンには白い柱付の玄関が多い等の結果も示されていますが、東京については何も触れられていません。特徴づけるものがなかったのでしょうか。。

論文本文はこちらから。
What Makes Paris Look like Paris?
Carl Doersch, Saurabh Singh, Abhinav Gupta, Josef Sivic, and Alexei A. Efros. What Makes Paris Look like Paris? ACM Transactions on Graphics (SIGGRAPH 2012), August 2012, vol. 31, No. 3.

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