2016年2月6日

ソーシャルレンディングはリスクに値するリターンか?

なかなか踏み出せませんね。

何のリスクを取るのか?




最近目にすることの多くなったソーシャルレンディング。高い利回りに興味を引かれて、
不動産関連のソーシャルレンディング、LCレンディングを見てみました。が、結果、よく分からなさすぎて手が出せません。

メザニンに投資する機会を提供するという意義は大きいと思うのですが、法律上の規制があるのか?情報があまりにも少ないと感じます。

例えばこのように不動産取得用の資金を調達する、不動産担保つき案件。ぱっと以下の様な疑問が浮かびます。

本当に物件を買えるのか?


売主や銀行との話がどこまで詰まっているのかが分からず、本当に買えるのかが不安です。物件鑑定額は載っていますが、実際にいくらで買うのかが分かりませんし、銀行ローン・自己資金もどれだけ出されるのかが分かりません。5万円以上の投資申込があればこのファンドが成立する、ということは、ファンドからの資金がごく少額しかなくても物件が買えるほどの自己資金が充分にあるということでしょうか?

メザニン向けのキャッシュの安全性は?


現行の賃料収入は載っていますが、賃貸期間がどの程度残っているかも分かりませんし、銀行ローンの金利支出、運営費用の情報がありません。このファンドの投資家への利払いは利払い後のキャッシュから支払われるはずですが、その原資がどれくらい見込まれるのかが全く見えなくて怖すぎます。

3年後の返済原資は?


メザニンローンファンドは3年後に返済されることになっていますが、どうやって返済する計画なのでしょうか。銀行ローンによるリファイナンスは付かないと思いますので(銀行ローンがつくなら、そもそも金利が高いメザニンで調達の必要性がない)、物件売却?地方物件にそんなに流動性がある??別のファンドからこのファンドに融資して返済、のようなタコが自分の足を食う状態にならなければいいのですが・・

というようなことを少し考えだだけでも、何のリスクを取っているのかすら分からない状態で、金利6.75%と言われても、割に合うか全く分からないと感じます。

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